【イベントレポート】ストライダーカップ2026 たいようのステージを終えて

【イベントレポート】ストライダーカップ2026 たいようのステージを終えて

「危険だ、という道は必ず、自分の行きたい道なのだ。」
—— 岡本太郎

これはストライダーカップ2026たいようのステージ前日の夜、「太陽の塔」の写真とともにストライダージャパンのInstagramへ投稿した言葉です。

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スタートゲートの前でドキドキするのは、
きっとキミが前に進もうとしている証拠。

転んだっていい。
うまくいかなくたっていい。

太陽の塔が見守るこの場所で、
思いきり一歩を踏み出そう。

その先にある景色は、
走ったキミだけが見ることができる――。



2026年5月30日(土)、31日(日)の2日間、大阪府・万博記念公園にて「ストライダーカップ2026 たいようのステージ」を開催しました。

当日は雲ひとつない青空に恵まれ、まさに絶好のストライダーカップ日和!

太陽の塔が見守る会場には全国からたくさんのご家族が集まり、約800名の子どもたちがそれぞれのゴールを目指して走り抜けた2日間となりました。

ご来場いただいた子どもたち、そして保護者の皆さま、本当にありがとうございました!

私たちスタッフには何度もあるうちのストライダーカップですが、その子にとっては初めてだったり、慣れた舞台だったり――最後のストライダーカップだったりします。

「絶対に一番になりたい!」と意気込んでスタートラインに立つ子もいれば、はじめての大きな会場に緊張している子もいます。

楽しみで仕方がない子もいれば、お父さんやお母さんから離れるだけで不安になってしまう子もいます。

それぞれの想いを胸に迎える、レースのはじまり。
スタートゲートでは、MCが一人ひとり選手の名前を読み上げます。

小さく手を上げる子。隣の子といっしょに返事をしてくれる子。
「これから何が始まるんだろう」と胸がいっぱいの子……

前を向いて。それぞれの想いを乗せて、いざ Ready, Set, Go!
スタートゲートが開くと、選手たちは一斉に飛び出していきます。

そこから先は一人。
大人が立ち入ることのできない場所です。

ゴールで待っているお父さん、お母さんを信じて、
子どもたちは自分のペースで、自分の力で走り出します。

ストライダーカップは「全員完走」。
最後のFINISHラインを越えるまで、みんなで見守ります。

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私は今回、2才クラスと3才クラス予選レースのコースフォローとして、子どもたちのすぐそばでレースをサポートしていました。

あっという間に飛び出していく子。ストライダーに乗ることが楽しくて仕方がないという子。

その一方で、お父さんやお母さんと離れることができず立ち止まってしまう子や、途中で泣いてしまう子もいます。

私に子どもはいません。それでも、もし自分の子どもが立ち止まってしまったら。泣いてしまったら。テコでも動かないほどの癇癪を起こしてしまったら。

そう考えると胸がきゅっとなります。
「できなかった」を助けてあげたい。「もういいよ」と解放してあげたい。
そんな気持ちになるのだろうと思っていました。

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でも、コースのすぐそばで見ていて気づいたことがありました。
立ち止まっているように見える子も、実は立ち止まっているだけではありません。

周りを見ている子。泣きながら気持ちを整理している子。
「嫌だ」と全身で伝えている子。地面に寝転がってしまう子もいます。
大人から見れば前に進んでいないように見えても、その子の中では確かに何かが起きています。

小さな体で、自分の気持ちと向き合っているのです。
自分の力で走ること、ゴールすること、転んでもまたたちあがること。泣き声の、笑い声の力強さ。その全部全部、ひっくるめて「こどものちから」なのだと思いました。

どんな形でもいい。自分で走りきったっていい。最後まで抱っこされたっていい。
最後にFINISHラインを越えてほしい。コースのそばに立ちながら、私はそう思っていました。

立ち止まってしまった子や、ゆっくりゆっくり進んでいく子。

その子たちのペースに合わせて歩いていると、コースがとても長く感じます。

予選コースは130m。小学校のグラウンド一周よりも短い距離は、大人の足ならあっという間です。

けれど子どもたちにとっては大冒険。

当日の気温は30℃、アスファルトの照り返しはさらに熱く感じたはずです。
普段ならお昼寝をしている時間の子もいます。そんな中で、前へ進んでいく。
それだけでも十分すごいことだと思うのです。

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子どもたちにとってコースは、ワクワクする場所であると同時に、「危険な道」でもあるのだと思います。転ぶかもしれない。一人ではたどり着けないかもしれない。うまくいかないかもしれない。

危険を冒して進むからこそ、それは冒険になります。
私たちは、その冒険をサポートするためにコースにいます。

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最後まで自分の力で走りきった子。
途中で抱っこされながらゴールした子。
泣きながらフィニッシュラインを越えた子。
ゴールの形はひとつではありません。
けれど、そのどれもが確かに「ゴールした」という事実です。
ゴールで手を広げるお父さん、お母さんのもとへ駆け寄り、ぎゅうっと抱きしめられる姿を、私は何度も目にしました。

そして、その瞬間に見せてくれる表情は、スタート前とは少し違って見えることがあります。その小さな成功体験が、きっと次の挑戦につながっていく。そんな気がしています。

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ストライダーカップは競争の場である前に、子どもたちが人生で初めて出会うかもしれない「冒険の舞台」だと強く感じました。

私たちはこれからも、「こどものちから」とともに歩んでいきます。
次回のストライダーカップは2026年11月3日(火・祝)千葉・幕張メッセ「うみのステージ」。みなさんにお会いできることを楽しみにしています!

……レース以外のお話は、また別の機会に!


ストライダージャパン 大野